第34回 KYOのあけぼのフェスティバル2022
月 日:2022年11月22日(火)
時 間:10:30~15:00
場 所:京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)
内 容:
第34回KYOのあけぼのフェスティバル2022は、「知ることで未来が変わるきっかけに~SDGs~」をテーマに開催されました。KYOのあけぼのフェスティバルは、男女が社会のさまざまな活動に対等に参画し、輝くことができる男女共同参画社会の実現をめざすことを目的に、京都府の事業として平成元年から毎年秋に開催されています。実行委員は京商女性会をはじめとする経済、社会奉仕活動を行う女性の17団体から構成され、活躍する女性に京都府あけぼの賞を授与すると共に、記念講演、ワークショップ、バザールなど、多種多彩なメニューで実施し、男女共同参画の推進や世代間交流、府内各地域からの参加者とのネットワークの拡大を図っているものです。今年度は様々な感染予防対策をとったうえで、コロナ禍で中止となっていたワークショップやあけぼのバザールも再開されました。
式典では主催者代表の西脇隆俊京都府知事のご挨拶の後、実行委員会17団体の紹介と、田中田鶴子実行委員長よりご挨拶がありました。その後京都府あけぼの賞の表彰式が行われ、今年度の受賞者5名と1団体に西脇隆俊京都府知事より表彰状と副賞の「あけぼの花章亀甲櫃」が授与されました。
引続き立命館大学大学院先端総合学術研究科教授 小川さやか氏の「チャンスの贈与―タンザニア商人たちの将来への備え方」と題したご講演がありました。加速化する気候変動やコロナ禍など既存の常識が当てはまらない現代で持続可能な未来づくりをするために、タンザニア商人たちの経済活動を研究する小川氏から、「偶然」や「不確実性」を飼い慣らし、それを生きていく力に換えていくことの大切さのお話がありました。
午後からは「海外研修KYOのあけぼの会」のワークショップで、絵本作家 ふしはらのじこ(伏原納知子)氏の絵本を通して考える「子どもたちのために大人が今やるべきこと」と題したご講演がありました。その後、世界自然遺産の奄美大島を訪ねて亜熱帯の豊かな森や希少種を含む多様な生物が生息・生育している様子を観察し、大島紬を女性の力で島の産業として発展させたそのパワーの源のお話など自主研修発表がありました。
他の会場でもワークショップやあけぼのバザールの催しがあり、久しぶりに活気に満ちたKYOのあけぼのフェスティバルとなりました。
【参加者27名(うち事務局2名)】