3月例会「滋賀商人と文化の旅」
日 時:平成31年3月22日(金) 8:30~17:30
場 所:ラ コリーナ近江八幡、近江八幡水郷めぐり、佐川美術館
講 師:たねやグループ CEO 山本 昌仁 氏
演 題:「伝統と改革」
内 容:
前日までの春のポカポカ陽気から一転、曇天の冬空を思わせるような寒い朝でした。
旧京都商工会議所前からバスで1時間余走り、話題の複合施設「たねやラ コリーナ近江八幡」に到着しました。
ラ コリーナは近江の自然が色濃く残る地に、50年、100年後の人の在りようを考えて造られたという自然あふれる空間です。ガイドの方に説明を頂くも、強い風と寒さが勝って、気もそぞろになるような状態でしたが、本社屋に歩を進め、講演会場へ向かいました。
そして、たねやグループCEO山本昌仁氏よりご講演をいただきました。講演では、150年前に2人から始められた「たねや」の、今日の隆盛までの道のりをお聞きしました。そこには絶対的な郷土愛に根付いた近江商人の哲学があり、また強烈な個性をお持ちの山本氏のパワーに魅了されました。
次に行った近江八幡水郷めぐりでは、船頭さんが漕ぐ和船での湖上からの景色を楽しみました。綿入れを着て、船上ですき焼きを頂きましたが、わいわいと楽しいながらも、風が強く寒さも相まって、忘れられない思い出の80分になりました。
最後は守山市の佐川美術館を見学しました。佐川美術館は、水庭に浮かぶようにたたずむ切妻造りの建物で、それ自体がアートでした。千利休の「守破離」をコンセプトに楽吉左衛門が自ら創案・監修した茶室は、コンクリートと古木と石と水で構成されており、座して眺めれば心地よい解放感に包まれ、離れ難い思いが致しました。
参加の皆様の協力のおかげで全行程をほぼ時間通りに運ぶことが出来、「早春の滋賀」のいにしえと現代を感じた一日となりました。
【担当:文化・経済委員会、参加者:30名(うち事務局1名)】