9月例会「美味しい食が健康を作る」
担当委員会:環境・福祉委員会
開催日時:平成30年9月13日(木) 10:40~14:00
開催場所:大和学園 太秦キャンパス
講 師:学校法人大和学園 京都調理師専門学校 校長 仲田 雅博 氏
参加者数:45名(うち事務局2名)
内 容:
「食文化・健康」をテーマに、京都・太秦の地に本年4月開学された大和学園新キャンパスにて、その取り組みを見聞しました。
大和学園では調理師の養成だけではなく、社会に向けて「食」の素晴らしさを積極的に発信され、独自の教育を展開されています。
ご講演では、2013年12月5日、日本の和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを受け、日本料理はなぜ世界に注目されているのかを解説して頂きました。薬食同源のお話から始まって、日本料理の基本となる「だし」のお話、「季節の美しい食材」のお話、「すぐれた栄養バランス」であるというお話、そして、神に捧げて、神から戴くという文化的な側面のお話等、日本人の伝統的な食文化について学習させて頂きました。
その後、和食・日本料理 上級科の学生が運営する実習レストランにて、京都の食材を用いた会席料理を頂きました。レストランはプロの現場さながらの設備機器が整い、専門的な技術、知識、実践力をも養う教育現場で、学生さん達はそこで料理、接客サービス、会計までの一連を実践されています。御料理を頂いた後はアンケートに協力させて頂きました。学生さん達はアンケートを参考に、自らさらに経営課題を見つける力を養われるとのことでした。
その後、キャンパス内施設を案内して頂きました。実習室は、最先端の厨房・実習設備が整い、即戦力となる調理師を養成しておられる現場でした。授業中の様子を参観させて頂き説明を受けました。実習室に加えて、「京料理」をテーマにしたミュージアム「taiwa Museum」も見学しました。そこでは京料理や和菓子に関する食文化について発信されていて、実習レストランとともに、地域の交流を活性化し、賑わいを創出することを目的とされています。
食の大切さをより一層学ぶとともに、ホスピタリティ分野のスペシャリスト育成にとどまらず、環境保全・地域創生への協力などにも取り組んでおられる学園の姿勢を学ばせて頂きました。